Common As Light and Love Are Red Valleys of Blood
- アーティスト: Sun Kil Moon
- 出版社/メーカー: Caldo Verde
- 発売日: 2017/02/24
- メディア: CD
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本日二回目の更新で、やはりSun Kil Moonの上記アルバムの歌詞精読・翻訳です。disk1の3曲目にあたるこの曲は、1曲目『God Bless Ohio』と同じく10分を超える楽曲で*1、緊張感というよりかはもっとゆったりしたリズムループの上で、これまた落ち着いたエレピのループが流れる上でMark Kozelekが喋りまくる。けれども幾分メロディっぽいのを歌う部分が多いので、意外と聴けるのではないか。まあ途中おしゃべりだけになる箇所があるんだけども…。
デヴィッド・ボウイの死や彼についての思い出などを主軸に、色んな話を展開していく歌詞。歌詞を調べるまではもっとボウイ尽くしの内容だろうと思ってた*2ので、翻訳で読んでこんな内容だったのか!というのは多い。特に冒頭のソーシャルメディア叩きからピッチフォークdisにスムーズに接続していく箇所。皮肉屋としてのMark Kozelekの厭らしい魅力満載なので、彼にまつわるゴシップ好きな人(この国にどれだけいるの…)なんかは、この曲の歌詞は幾らか楽しいのではないでしょうか。
*1:ちなみにこのアルバムで一番長いのはdisk2の1曲目『Stranger Than Paradise』の12分越え。この曲のスタイルとしての極まりっぷりもそのうちちゃんと書きたいが、道のりは険しい…。
*2:「Oh, How I love you」の歌詞はボウイに宛ててかと勝手に思ってたけど、違うみたいだった。