ブンゲイブ・ケイオンガクブ

本を読まない文芸部員と楽器を練習しない軽音楽部員のような感じのブログ。適当な創作・レビュー等々。

Blue Songs :「青」がタイトルに入る曲50選

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写真はとりあえずサムネイル用に撮った今住んでる部屋のベランダからの写真です。

 

青 - Wikipedia

青(あお、靑、蒼、碧)は基本色名のひとつで、晴れた空の色や海の色、瑠璃のような色の総称である。青は英語のblue、外来語のブルーに相当する。寒色のひとつ。また、光の三原色のひとつも青と呼ばれる。

 青色って、いいですよね。。

 世の中に多数存在する「青」「ブルー」「blue」といった語が入る楽曲を50曲選んだSpotifyのプレイリストを以下のとおり作りました。今回はそのプレイリストに入れた曲をそれぞれ簡単にコメントする内容の記事です。並べ方は年代順(古い方から新しい方)になってます。

プレイリスト、全50曲で3時間33分とのことですごく長いですが、よかったら曲目覗いてみたり、聴いてみたりしてください。実に真っ青なプレイリストになっています。

 

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#30DaySongChallenge

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 緊急事態宣言下のSTAY HOMEな時勢に流行りましたこれを、自分もしようと思うけど他の人と違うんだが…?感を出したくてどうしようか考えて思いついたのが、逆の順番でやることでした。本日ようやく30日目〜1日目まで終わりましたので、備忘録的に各ツイートをここに集めておきます*1

 ちなみに例によってプレイリストも作っています。というかこれを作るために選曲が影響受けたまである(サブスクにない曲は選べない)。

 

 機械的にツイートを貼り付けてるだけの記事なので、ツリーでぶら下がる元のツイートも表示されたりで見づらいですけど備忘録だからそんなのは気にしてないので見づらいのはすいません。

 

*1:ツイッターのログすぐ流れて行っちゃうからですね…

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『いいね!』サニーデイ・サービス

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music.apple.com

 こんなにバンドサウンドが格好いいサニーデイはセルフタイトル以来では…さらりとリリースされた割に非常に鮮やかな快作!作品の勢いを殺さないようサクッと全曲レビューしたいと思います。サクッとしてるかなこれ…。

  • 1. 心に雲を持つ少年(3:49)
  • 2. OH!ブルーベリー(3:34)
  •  3. ぼくらが光っていられない夜に(3:26)
  • 4. 春の風(3:09)
  • 5. エントロピー・ラブ(3:08)
  • 6. 日傘をさして(4:30)
  • 7. コンビニのコーヒー(4:43)
  • 8. センチメンタル(4:13)
  • 9. 時間が止まって音楽が始まる(4:46)
  • 総評(?)

 

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Wilcoの全スタジオアルバムレビュー

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 昨年の今頃(2019年4〜5月頃)くらいに『Yankee Hotel Foxtrot』というアルバムの全曲レビューを弊ブログで行っていて、あれは1曲ずつを1つの記事で色々とネチネチ書くという、今少し見返してもちょっとまともじゃないことをやっていました。

ystmokzk.hatenablog.jp

 それから1年ほど経って、また昨年中に新作も出たことなので、一度ここまでのWilcoの各アルバムを聴き返して、これはこういうアルバムだなあ、という感想のようなレビューのようなものを書いていければなあ、と思います。1995年の『A.M.』から2019年の『Ode To Joy』まで11作のスタジオアルバム*1を、順番に手早く見ていきます。

 

(2022年8月追記)

 この年の新譜『Cruel Country』を追記し、そのついでにレイアウト等変更、ジャケット画像とそこにSongwhipのリンクを貼る形式に変更、様々な追記を施しました。追記に当たっては折角なので、2020年に出版された『ジェフ・トゥイーディー自伝』も踏まえた内容を少し書き添えています。

 

mikiki.tokyo.jp

 

 

(2024年3月追記)

 遅くなりましたが、2023年のアルバム『Cousin』について追記しました。

 

*1:あくまでスタジオアルバムなので、シングルのカップリングとかコンピレーション、他アーティストとのコラボ作品、ライブ盤等には触れませんので悪しからず。なお、シングルカップリング等も含めたレアトラック集として『Alpha Mike Foxtrot』というコンピレーションも出ており、アルバム収録外の曲を聴くには多分これが手っ取り早いと思います。中にはこれアルバムから外すか…的な曲や、もしくはアルバム収録曲の別テイクで「えっ元々こんな曲だったん…」的なのもあるので、全アルバム聴いた後に手に取ってみると色々発見があるかもしれません。

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『青い車』スピッツ

www.youtube.com

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 スピッツ史に留まらず、邦楽史上でも有数の大名曲にして後世への影響力も甚大な楽曲として、この1994年リリースのシングル曲『青い車』を見ていきます。以下の『空の飛び方』のレビューではこの曲のみ後回しにしていたので、その補完になります。こんなに書くのに間が空いてしまって申し訳ない限りですが…。

ystmokzk.hatenablog.jp

 なお、以降はシングルバージョンを前提として取り扱います。また、あくまで『青い車』単曲でのレビューなので、シングルのカップリング曲『猫になりたい』には触れませんので悪しからず。そのうち『花鳥風月』まで行けば書きます。それにしても『青い車』と『猫になりたい』のシングルなんて凄い…スピッツの最強シングル候補*1、というかこれが最強かもしれません。

 それでは、以下の目次の通りに書き進めていきます。

  • この曲までの経緯・この曲に到るまでのスピッツ
  • 音楽的考察
  • 歌詞的考察
  • スピッツ史における立ち位置
  • おわりに

 

*1:前にも書きましたが、他は『日なたの窓に憧れて』(カップリング:『コスモス』)及び『楓/スピカ』です

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『Pomason / tape drug』NYAI

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open.spotify.com

Pomason/tape drug - Single

Pomason/tape drug - Single

  • NYAI
  • インディ・ポップ
  • ¥458

music.apple.com

 最近仕事が忙しかったり体調が悪かったり先のことの準備を考えないといけなかったり鬼滅の刃にはまってしまったりといった具合になかなか時間が取れてないですが、今回のこれなら2曲だけといういい感じのサイズなので、サクッと書けそうな気がしました。サクッと聴いてサクッと楽しんで、そんで後からジワジワ効いてくるのにいい感じのナイスなシングルです。というか2曲ともPVがYouTubeに上がってるし。

www.youtube.com

www.youtube.comやっぱPVを、しかもこういうアニメーション的なのをバンドが自前で作ってるのは何気に相当すごい。

 

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雨に唄えばソング集(全50曲・前半)

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 今年の年末年始は結局全然雨降りませんでしたね。

 古くは『雨に唄えば』から始まっていく、「雨」がタイトルや歌詞に出てくる楽曲を50曲集めて列挙していく記事です。集めてて思ったのが、「雨」をテーマにした楽曲が必ずしも「雨の日に聴きたい曲」かどうかはよく分からないということです。

 あと、「雨」という同じテーマを扱うにしても、扱い方によって雨は「生活の障害」にもなるし「苦痛の表現」にも、もしくは「ちょっと可愛いもの」にも、場合によっては「救いの雨」みたいな表現にもなったりするわけで、色々あるなあと思いました。ので、これらの雨の扱い方を強引に「キュート」「クール」「パッション」のどれかに当て嵌める試みもしてみます。デレマスは二次創作でしか知りません。

 50曲あるので今回の記事は量が多いです。多すぎて書いててしんどくなったんで前半と後半に分けることにしました。あと登場順は時代が古いものから降順です。それぞれ西暦何年のリリースかを付記しておきます。また、今回は最後に掲載するSpotifyのプレイリストを前提に選曲したので、サブスク解禁されてないため泣く泣くリストから外した曲とかあります。大瀧詠一の『雨のウェンズデイ』とか。それでも、超王道から「こんなんもあったんやね」まで50曲なんとか集めました。

 あと、選曲をしてて思いましたけど、雨って生活で常に出てくるわけじゃないから、雨が歌に出てこない人は本当に全然出てこないな…と思いました。そもそも生活模様じゃなくて比喩とか象徴とかのように出てくる「雨」も色々あるんですけども。

 

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2019年の年間ベストアルバム30枚(part2 15→1)

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 年間ベストの後半です。体調悪いけど頑張って書いてます。生きるって大変だぜ。大晦日の昼間、外は幸いにとても明るい中、頑張って書いてます。

 あとこのサムネ、この文章書いてる途中に順位が入れ替わったりするとその都度直さないといけなくて面倒だなあ。15位から1位まで一気に駆け抜けていきます。体調悪いけど。

 

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2019年の年間ベストアルバム30枚(part1 30→16)

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 年間ベストです。こうやってジャケットをコラした画像をサムネにした方がパッと分かる感じがするのは利点ですね。逆に、一目見てネタバレしてしまうわけですけど。

 令和になってめでたいことはそれほど多くなく、悲惨なことばかりが堰を切ったように怒涛の勢いで巻き起こる、頭の痛くなりすぎるような一年でしたが、なんとか生き延びた感じなので、そんななんとなく生き延びた中で聴いて作ったリストです。2回に分けてやっていきます。今回は前半、30位から16位まで。順位はどんくらいちゃんとしてるか不明ですが。

 

(追記)昨年となる2018年の年間ベストを貼っておきます。

ystmokzk.hatenablog.jp

ystmokzk.hatenablog.jp

 

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2010年代のロック音楽(15枚、及びそれを取り巻く状況とか)

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 はっきり言ってこんな画像をキャプションにしたくないけども、でも確実に、2010年代において様々なものに確実に多大な影響を与えてしまったものはこの大統領を置いて他に無いと思われ。それこそ2000年代のNYのテロと同じくらいの存在感があるかもしれない。

 最初はやはりツイッターで見かけた「#2010年代ベストアルバム」なるタグの名前に引っ掛けてこの記事を書こうと思ったのですが、しかし自分が選ぶと、時代の潮流とかそんなの関係なしに選ぶと、バンド音楽ばかりになってしまったので、なのでそれを「音楽全て」の中から選んだんだ、とするとなんか恥ずかしい気がしたので、この表題に変えました。ちなみに邦楽は前の記事でやったので選盤から除きました。

 で、15枚を選んで思ったのが「みんな白人だな」ということ。ロックという音楽は2010年代においてUSインディーのブームが収束していくとともにどんどんシーンの中で存在感を失った、もう出来ることが無くなってしまって、R&Bとかの方がより刺激的な音楽であるしシーンも席巻している、という状況になりました。それで強く思うのが、ロックというバンド音楽ってどうしてこんなに白人しかやってないような状況なんだろう、ということ。ジャズとかを見ればむしろ黒人の活躍がどんどんと出てきている状況において、ロックって本当に白人の音楽だなと。それで、世間的には2010年代特に中頃くらいから、ポリティカルコレクトネスとかブラック・ライヴズ・マターとかの運動があって、世の中は多様性を大切にすること、マイノリティを尊重すること等の重要性がより広がっていきました。それは音楽においても、もっと多様性を、となれば、白人しかやっていないロック音楽がメインストリームであり続けることなんて出来るはずが無いなと。

 それで不安になるのが、自分はどうもR&Bとかヒップホップとかジャズとかよりも、いわゆるロックというものによりずっと愛着がある訳ですけど、そういう趣向自体が、白人中心主義的で、現代ではあってはいけない趣向なんじゃ無いかということ。この悩みというか不安というか、問いについてはおそらく特に2016年以降ずっと頭の中でぐるぐるしていたような気がします。あくまで、日本国内がどうか、ではなく自分の問題として。自分はナチュラルに差別主義者なんじゃないかと、頭の隅でずっと違和感が蠢いていたような。

 しかしながら、そういうのをずっと考えることにいささか疲れました。なので、以下は上記の悩ましげな問題など全然無視して、自分の楽器のサウンドの趣向とか曲の感じとかの趣味全開で、15枚をライトに選んでいきます。前の邦楽の記事と同じく年代順です。

 

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