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ブンゲイブ・ケイオンガクブ

本を読まない文芸部員と楽器を練習しない軽音楽部員のような感じのブログ。適当な創作・レビュー等々。

『mofu EP』Kalan Ya Heidi(セルフライナー的なもの)

数日前に、こちらのサイトで取り上げていただいたので、嬉しくなって調子のってセルフライナーノーツ的なものをすこし書きます。

こちらで、『メープルのマーブル』『リリカルトレッキング』の二曲がフルで聴けます。
他の曲も配信サイトとかで試聴できます。

mofu EPmofu EP
(2014/02/26)
Kalan Ya Heidi

商品詳細を見る


1.リコリン
 作詞作曲しました。自分のサンクラに上げてるこの曲の転用。採用が決まったときは正直びっくりした…。貴重なマイナー調の曲。
 元曲はホントあっさり作ったものだったので、個人的チックだった歌詞を半分だけ書き換え。ただし冒頭の歌詞の一部は某メンバーの聞き取り間違いを採用。期せずして作られた「丘の向こうから」というフレーズから僅かに香るフロム福岡感。元の歌詞思い出せない…。
 元曲がホントあっさりだったので、色々付け足し。アウトロのリバースディレイ全開ギターがちょっとだけマイブラのラブレスのつなぎの音っぽく聴こえて気に入ってる。

2.メープルのマーブル
 作詞しました。作曲はrascal junebride氏。PVもあって代表曲。少ないコードの上をミニマルなメロディの繰り返しで印象的に聴かせるサビが、そのミニマルさに反してキャッチー。こんなメロディなかなか出てこない。
 今作中最も時間をかけた曲。最初のデモの段階から飛躍的に変化した(元々の基本的な曲構成やメロディは変わってないけど)。冬っぽい歌とミスマッチだと当初思われたバンジョーが案外南国感なくてサラサラしてるのが良い。
 歌詞で一番気に入ってるところは「丸くなったブラウスの冷え方」。タイトルにしかけたけどしなくてよかった。

3.リリカルトレッキング
 作詞作曲しました。パワーポップ気味。
 自信作。特に曲展開に自信。メインのリフが思いついた後にこれをベースにThe Who『So Sad About Us』っぽい曲にしたいと思って構成を作った。まさかそのメインのリフが別の何かとモロ被ってるなんて思いもよらなかった…(神様に懸けて誓います)。そのメインリフを歌ってもらったところ、思いのほか渚にて(バンド)っぽさが出てすごく気に入ってる。ミドルエイト部はGeorge Harrisonっぽいつもり。ここで元のメロディに戻るとこは「やったぜ」って感じ。
 発表後のTeenage Fanclubっぽいという評判は作った人みんな想定外。ギターの歪ませ具合が功を奏したみたい。最終盤の歌と一緒に吹き出してくるギターがすごくかっこいい。
 歌詞カードに載せる分に「」や!をつけ過ぎたのをちょっと後悔してる。迷って疲れたからだっこかおんぶしてって言ってるだけとも読める歌詞。この曲も聞き取り間違いを採用した箇所あり。予想だにしない最高の間違い方だった。

4.世界はさみしさでできている
 中二タイトル。作詞作曲しました。また提出時のデモがぼくのサンクラにあります。
 Neil Youngのイメージで作曲。メローマイマインド!って感じ。実際サビ入るところでコードがメジャー→メジャーセブンスに移るとこは『I am a child』という曲のオマージュ。
 歌詞は今作でいちばんよく書けた。半ば適当な単語の並びの中に上手いことタイトルっぽいちょっと乾いた中二感が入ってると思う。特に上記デモから更に書き直した部分の歌詞が、ちょっとあざといかもだけどお気に入り。2回目のサビの分。
 中二で荒れた感じの歌詞、音域に幅があるメロディなど、歌ってもらうのにいちばん申し訳ない気もした曲。その分歌の満足度もすごく高い。

5.わたしの王子さま
 作詞rascal junebride氏、作曲nick氏。
 今作でいちばん楽しげな曲。コロコロと変わるアレンジや元気のいい間奏、転調、コーダの不思議な展開などなど。二本のギターはヘンテコなリズムだが有機的に絡んでいて、この曲の直線的とも言いがたいリズム感を支えている。そのリズムと、Bメロのリズムチェンジした宇宙的な浮遊感のギャップが効いている。
 2回目のAメロが終わって間奏に入る前のドラムのタメに入った辺りからウキウキする感じがして、そこからのギターとオルガンのソロはかなりパワフル。ライブだと盛り上がる。
 今作で時々言われる「絵本から飛び出したような不思議な雰囲気」をいちばん醸し出しているかもしれない歌詞と曲になっている。


 総じて歌がいい。ボーカルの二人には幾ら頭を下げても足らんでしょう。声だけで世界観が作れてしまうようなタイプ。楽曲のジャンルとしてはさほど統一感のない今作を見事にまとめあげている。
 バンド形式に捕われないアレンジ。結構苦労して作った感じが所々あるけど、ミックス含めて中々纏まってると思う。
 歌詞。どの曲も、メルヘン〜だけでなくどこか暗いところがある。
 ダメ元でお願いしてみたら本当にDead Funny Recordsからのリリースとなり、ぼく自身は人生ではじめてはっきり作品としてリリースされる作品だったので(他メンバーは必ずしもそうではないけど)、それがいきなり全国流通にできたのはすごかった。タワレコに置いてあってかなり感激した。
 現在はアマゾンなどで取り扱っています。又は配信。もしくは、在庫をいくらか持っていますので、ぼくに連絡していただけるとメール便で送ります。
連絡先:ystmokzk@gmail.com


 で、今作の次に来るべき新作、製作中。上がってきたバックトラックだけで相当興奮してる。完成がすごく楽しみです。