ART-SCHOOL関係作品のリマスター記事2つ目。彼らが2000年3月に結成して以降、幾つかのデモ音源を自主制作した後に、最初にCDとしてインディレーベルからリリースした最初の作品になります。やたらとミニアルバムのリリースが多い彼らの経歴の最初もミニアル…
このブログは2016年の9月ぐらいから始まっていますが、それより前にやっていたブログと連続してやっていて、その前のブログから記事をインポートしてきているため、実際は2013年くらいからの記事が載っています。 しかしながら、インポートで持ってきた記事…
この記事を書くのを考えてる最中に東京周辺で震度5強の地震が発生しました。被害に遭われた方が普段の暮らしに少しでも早く戻れることを祈っております。 東京。日本の首都であり世界規模で見ても有数の超巨大都市であるこの存在については、東京に住んでい…
このサムネ画像を見てすぐにピンときた人は物分かりが良すぎると思いますが、単語の”サブドミナントマイナー”よりも「Radioheadの『Creep』の4つ目のコード」と言ったほうが分かりやすいのかも、と、この概念については時々思います。 ということで、今回は…
お気づきの方がいたらありがたい話ですが弊ブログは、割と昔からせっせとやってる音楽アルバムのレビュー(大体は全曲レビュー)と、近年やたらそればっか書いてたプレイリストを元にした記事とがやたら多い状況でした。 なので、この二つの記事を探しやすいよ…
すごいアルバムが出たもんだ、と思ったので緊急でレビューします。 もうここまで来るとかつてスロウコアバンドだったとかいう前史殆どいらないんじゃないか…とさえ思えてきます。勿論その頃の経験があっての今のメンバー二人ではあるんですけども、でも音楽…
ついに『花鳥風月+』がリリースされ、スピッツのインディーズ時代のミニアルバムである今作収録の6曲全てが収録されて、以前よりもずっと公式で聴きやすくなりました。めでたいです。 open.spotify.com それでなのか、弊ブログのずっと前に書いた今作の記事…
このブログではスピッツのアルバムを全部レビューしようと試みてる訳ですが、そのうちの”中期スピッツ”とでもいうべき時期の作品についてようやく書き終わったので、初期スピッツの時と同じように、この”中期スピッツ”なる概念について纏めておきたいと思い…
花鳥風月+ アーティスト:スピッツ Universal Music Amazon open.spotify.com スピッツの「花鳥風月」をApple Musicで スピッツ全アルバムレビュー、今回は彼らの初のシングルB面曲集『花鳥風月』です。当時邦楽業界で溢れつつあったベスト盤ブームに対するア…
フェイクファー Universal Music LLC Amazon open.spotify.com スピッツの「フェイクファー」をApple Musicで スピッツ全アルバムレビュー、今回は『フェイクファー』です。フルアルバムとしては通算8枚目になります。前作『インディゴ地平線』のレビューは…
インディゴ地平線 アーティスト:スピッツ ユニバーサル Amazon open.spotify.com スピッツの「インディゴ地平線」をApple Musicで スピッツの全アルバムレビュー、今回は『インディゴ地平線』です。一番好きなアルバムなので、どうやって書くか相当悩ましく…
この記事は題名に悩んだのですが、要は先日記事にした「フェードアウトで終わる楽曲」の真逆のパターンの手法の曲を示したい記事になります。 ystmokzk.hatenablog.jp ystmokzk.hatenablog.jp 楽曲というものはひどく大雑把に言って、以下の3つの方法で終わ…
今回は、細野晴臣さんの音楽について記事を書きます。 言わずと知れた日本が誇る大音楽家・細野晴臣。最近はナタリーで連載されてる「細野ゼミ」を興味深く読んでます。 natalie.mu 若手を迎えた実にゆる〜い時にゆるすぎるのでは?とさえ思うほどのトークで…
ハチミツ アーティスト:スピッツ 発売日: 2002/10/16 メディア: CD open.spotify.com Hachimitsu スピッツ J-Pop ¥2139 music.apple.com 随分と間が空いてしまったスピッツ全アルバムレビューを久々に書きます。何せ前回『青い車』が2020年5月、アルバム『空…
後編です。1990年代〜現在まで行きます。今回の50曲のリストを作る際に「これを入れるために作った」という幾つかの曲はどっちかというと今回の記事に多めに入っています。 ystmokzk.hatenablog.jp 今回の記事で最初に作った50曲分のプレイリストの全曲に触…
これはフェードアウトの記事だけど、絵におけるパースの概念もどこか近しいものがある印象。 ja.wikipedia.org フェード (fade) は、衰える、萎むといった意味の英語である。 フェードは舞台音響および録音の用語でもある。次第に音が小さくなっていくのをフ…
2021年の前半はまるで魂を吸われるようで、うんざりしてばかりの日々でした。今まで生きてきてこれほど報道の数々から不快な思いをし続けたこともないと思います。こんな惨状でもオリンピックをやるというのだから、この国はもうずっとこういう調子で進んで…
サブスクというものは確かに便利なものですが、 しかし一時期言われた(今もそう?)「サブスクに楽曲が存在していないのはこの世に存在していないのと同じ」みたいな言説には、ある程度は理解できるけども、完全には賛同しかねます。他人のふんどし借りてえら…
言うほどどの曲も何もかも晦渋って訳じゃないと思います…。 先日書いた以下の記事で、このアルバムの尖った感じは、普段なら亀井曲が多くを占めるGRAPEVINEのアルバムにおいて、あえて比較的晦渋な田中曲の比率を一気に上げたこと、及びそれを前面にアピール…
遂にそのポテンシャルを尖らせて出した作品を放ってきたな…って感じの今回のGRAPEVINEのアルバム『新しい果実』。自分も何度も聴いてて、ここまで続けてきたバンドだからこその強固さと、それ以上に何か劇薬が混じったかのような変質っぷり*1を楽しんだり驚…
この画像は、Googleの画像検索で「Wall of Sound」と検索すると上位に出てくる画像で、これがなにかと言うと、アメリカの有名バンドGreatful Deadが1973年くらいに作ったライブ用の音響設備”Wall of Sound”なのだそうです。楽曲の表現手法としてのWall of So…
ウォール・オブ・サウンドの記事、前回はその大元であるPhil Spectorの経歴と作品について見ていきました。 ystmokzk.hatenablog.jp この一連の記事は3章構成で、第1章が上記のPhil Spectorの話。これから第2章と第3章を書いていって「後半」の記事にす…
「音の壁」って言うと、原義を知らない人はもしかしたら「壁のようにそそり立った物凄い轟音」のことを思い浮かべるかもしれないし、もしくはバンドを観たりすしたりする人だったら「ギターアンプがやたら積み上げられて出力される轟音」のことを思うかもし…
以下記事からの続きが今からのこの記事の内容になります。前回はEP『Glider』まででした。 ystmokzk.hatenablog.jp あと1枚のEPと2枚のアルバムだけで終わるのですが、2枚のアルバムがまあ非常にヘヴィーなので…。 『Tremolo』(EP, 1991年2月) 『Loveless』(…
やはり最近サブスクが”再”解禁されて嬉しいところな、シューゲイザーという一大ジャンルのオリジネイターにして伝説なバンドMy Bloody Valentine。早速プレイリストを作って楽しんだりして、久々に聴き返すと色々また気付くしそれに楽しい美しい。。 よく考…
先日投稿した以下の記事で、その1曲目になるこの曲が、あまりに書くことが多すぎたので、この曲単体で記事にすることで後回しにしました。 ystmokzk.hatenablog.jp 今見ていただいてるこれが、その記事です。 『A LONG VACATION』というアルバム全体よりもむ…
3月は期せずして弊ブログの大瀧詠一強化月間となりました。これはロンバケ40周年記念だからではなく、長年叶わなかった大瀧詠一作品のサブスク解禁によるものです。 これまで弊ブログでは、数々のテーマ別記事の作成の際、どうしてもサブスク上でプレイリス…
前の記事に追記した予告どおり、大瀧詠一のこのアルバムを全曲レビューしていきます。それにしても本当にすごいこう、幸せなアルバムだ…リアルタイムではむしろ不幸な作品なのに、事実とか予備知識とか除いて聴いてると、これほど”大瀧詠一”で溢れかえってい…
大瀧詠一のナイアガラレーベルからの全楽曲が2021年3月21日からサブスクでリリースされます。ようやく、ようやくされます。ロンバケ40周年だけリリースされてサブスク来なかったらどうしようかと思ってたけど遂に! というわけで、今回はそんな大瀧詠一のオ…
前回のサブスクにない音楽の記事でこのブログを読まれるようになった方々にとってはアレかもしれませんが、ぼくは宅録を細々とやっていて、このたび、2021年3月5日にアルバム『macbookpromid2012』をBandcampにてリリースしました。フリーダウンロードになり…