ブンゲイブ・ケイオンガクブ

本を読まない文芸部員と楽器を練習しない軽音楽部員のような感じのブログ。適当な創作・レビュー等々。

素敵な歌詞botで翻訳した気に入ってる15曲

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いつもとりあえずはGoogle翻訳に歌詞をコピペしてから考える

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 私が運営してる「素敵な歌詞bot」は、私が好きな歌詞の一節を邦楽・洋楽に関わらず掲載してるものですが、英語歌詞のものであれば適宜私の方で翻訳してます(半ばGoogle翻訳をいじり倒してるだけかもですが…)。今回はその中で個人的になんか上手いことなったな、と気に入ってるやつを掲載します。順番は登録が速いものから順番で、15曲分を、botのツイートから引っ張ってきて掲載します。

 現在このbotに歌詞を掲載している楽曲の一覧についてはこちらに掲載しています。

ystmokzk.hatenablog.jp

 なお、様々な制約(ツイッターの文字数、歌詞ならではのよくわからない文法、及び筆者の英語力の貧弱さ)などにより、翻訳は全然正確ではないのでご容赦ください。

 

1. Nothing Ever Happened / Deerhunter

www.youtube.com 無力感。やるせなくていいですよね。それにしてもこのライブすごい…。

 

2. Strange / Galaxie 500

www.youtube.com 周囲への違和感と居心地の悪い平穏なる日常。やるせないですよね。

 

3. People Take Pictures of Each Other / The Kinks

www.youtube.com 歌詞の目線が客観的すぎて冷酷。でも写真ってそういうとこありますよね。「自分が誰かにとって大切だった そんな瞬間が永遠に続くよう」用の自分の写真って持ってないな。あるかな…?

 

4. After Hours / The Velvet Underground

www.youtube.com 歌詞はLou Reed。彼にしてはシャイでナイーヴな感じがいいですね。狂騒と静寂と2面性を持った「夜」というものへのぼんやりした憧れみたいなのをこの曲に投影してしまう。

 

5. Dynamite / Son Volt

www.youtube.com ワンコーラスを頑張って140字に収めた記憶。いい具合の苦み・渋みがある。「この愛はお祝いのようなもの 独立記念日とダイナマイト」なんてアメリカンな含みのあるフレーズなんだろうって翻訳してて思った。

 

6. Killed By An Angel / Sunny Day Real Estate

www.youtube.com ひたすら「こんなんでいいんかな…?」と首をひねりながら翻訳したけど、なんとなくそれらしい無常観と不条理さは出たような気がする。英語ネイティブの人はこの曲聴いて数々の毒々しいフレーズにどんなこと感じるのかな。

 

7. I Just Wasn't Made For These Times / The Beach Boys

www.youtube.com 実にやるせないですね。特に「心や魂を捧げられるものなんて見つからない」のとこ。Brian Wilsonさん程の音楽の鬼のような人にこんなこと言われるとなんともだけど…でもそんなこと考えず一般化すると、まあ、見つからないですよね。。

 『Pet Sounds』は自分が高校時代からずっと憧れ倒してきたアルバム。いつかちゃんと何か書けたらいいな。。

 

8. Via Chicago / Wilco

www.youtube.com まったりとしたフォークソングと見せかけた混沌とした楽曲の歌詞も混沌としてる。マーダーバラッドとしては虚実入り混じったサイケデリックな感じがする。いつかマーダーバラッド特集を書きたいけれど、今はまだそのために色々勉強しないといけないなと思う。

 

9. Baby Britain / Elliott Smith

www.youtube.com 「Baby Britain」を「ブリカスちゃん」と訳すかどうか迷って止めた。それで良かったと思う。この人の歌詞結構よくお酒が出てくるし誰かが酔い倒してる。こんな訳でいいんかなとやはり思いながらも、アルコールの哀愁が感じられる。最近訳した『Rose Parade』にも酔っ払いが出てきて笑った。

 あと最近はウイスキーを飲むのが好きです。

 

10. You Made Me Realize / My Bloody Valentine

www.youtube.com 文字数を抑えるために文法とか色々すっ飛ばして強引に訳したのが結果的にいい感じになって気に入ってるやつのひとつ。なんかメンタルがヘラい世界感。特に「Insane eyes / You made me realise」の部分をこう訳せたのはなんか良かった。

 

11. Debaser / Pixies

www.youtube.com 勢いで翻訳したものの中でも特にお気に入り。元々の歌詞が変な勢いに満ちてるから、自分の言葉で訳すと楽しい。特にタイトルの意味をこういう風にできたのは良かった気がした。

 

12. Not / Big Thief

www.youtube.com ともかくいちいち出てくる「Not」のフレーズをどうするか、いちいち訳してたらとても字数が足りない、と思って、非常にざっくりとこういう感じにしたのがなんか気持ちよかった。英語だときっとなんかいい具合に叫び倒したくなるフレーズの並びなんだろうなって思った。

 

13. Everything for You / Lambchop

www.youtube.com あのbotに掲載してる歌詞の中で、一番現在進行形でやるせなくなってくる類のもの。ひたすら酷くなっていく社会情勢、自身の加齢と衰え、ぼんやりの向こうに消えかけてるノスタルジックな何か。お薬を飲みましょうね。。。って感じ。

 

14. Last Stop:This Town / Eels

www.youtube.com Eelsは地味に手の込みまくった素敵な楽曲が多いし、歌詞やその中に混じった彼自身の人生の様々な困難や悲哀をよく知れば、もっとさらに強く響くんだろうなあと思ってるけど中々ちゃんと調べたりできていない。

 

15. Starfire / Low

www.youtube.com これはこの曲の歌詞全訳で、まさか140字で1曲分の歌詞全て翻訳できるとは思わなかった(まあそういう曲はあるわな)。そして、歌詞の意味するところが、まるで益なく根無し草を続けるこの弊ブログのことみたいに思えて、翻訳が終わってなんだか溜息が出てしまった。恥ずかしいので自称する際はひたすら貶してしまうけども、でも弊ブログに何かしら言いたいことがあるとすれば、この歌詞みたいなことなのかもしれない。こんな素敵な歌詞を書いてくれたLowにほんと感謝してる。

 

 

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 以上、15曲でした。そのうち翻訳が溜まってきたらまたこういう感じで記事にできたらいいな。

 皆さんも好きな曲の歌詞を自分で翻訳、正確さとかはとりあえず置いといて勢いと思い込みで翻訳してみると、なんだか凄く愛おしくなるようなことがあるかもしれません。歌詞翻訳してみましょう。特に和訳がネットに上がってないやつとかをブログとかに上げていただけると私とかが読めてありがたいかも。