アルバム収録曲全11曲めのうちの11曲目、最終曲です。
11. Reservations
- 楽曲精読
- 歌詞翻訳
- 楽曲単位総評
アルバム収録曲全11曲めのうちの11曲目、最終曲です。
11. Reservations
【『マーク・コズレック』公演中止のお知らせ】2019年5月に開催を予定しておりました「マーク・コズレック」公演を、アーティスト都合により中止とさせて頂きます。公演を心待ちにされていた方にはお詫び申し上げます。東京公演:2019年5月10日(金) #bbltokyohttps://t.co/WPcEZ66fsu
— Billboard Live TOKYO (@billboardlive_t) May 7, 2019
ファック!!!*1
アメリカのクソ野郎で天才、マーク・コズレックの全キャリアより10曲、個人的に最高なやつを選んでいきます。彼がどんなにクソ野郎で優れたソングライターか、見ていきましょう(やけくそ)。
時代順です。彼のキャリアはRed House Painters→Sun Kil Moon、たまにソロ、というかんじになっています。このブログの更新中に、今年もすでに新譜を出していたことに気づきました。7曲で90分ってどうよ…。
*1:どんくらいチケットの売り上げヤバかったんだろう…。
いよいよこのアルバムもクライマックスになってきたなという10曲目。実質アルバムタイトル曲的なポジションになります。どういうことか。まあ聴けばわかるんですけども。この曲や次の曲(あと『I am Trying〜』とか『Radio Cure』とか『Ashes Of American Flags』とか)があるおかげで、Wilcoが「アメリカのRadiohead」と呼ばれるようになった、と言っても言い過ぎでは無いのかも。このアルバム的な素っ気なさと壮絶さと、その両極を極端に有している楽曲。
10. Poor Places
www.youtube.com
続きを読む
アルバム11曲のうちの9曲目。アルバム中でも割とゆるくポップな2曲を経て、アルバムの最終局面に向かって密やかに加速していくような、そんな曲です。このアルバムでも爽やか系な楽曲なのに、『War on War』並に毒気を持ってる感じがします。
ちなみにこの曲のタイトルはおそらく、英語の慣用表現「pot calling the kettle black」(意味:自分のことを棚に上げて他者を批判する。所謂「目糞鼻糞を笑う」*1。)から来ている模様。この時点で既に割と軽快な曲調の割に平穏じゃないなあ…。
9. Pot Kettle Black
www.youtube.com
続きを読む
アルバムも8曲目にして、聴いてると初めて「?」って思う曲。このポップながらマッドな音作りが随所に見られるこのアルバムにおいて「あれっ…?」って思ってしまうこの曲とはどういう曲なのか。
また、ここではこのアルバムに限らず、世に数ある名盤のなかで「あれっ?」って感じの楽曲が時折あったりすることについての考察も、ちょっとしてみます。
8. I'm The Man Who Loves You
www.youtube.com
続きを読む
儚くも破滅的で痛々しくすらある前曲の雰囲気をまたも爽やかに打ち破って、このアルバムで最もポップなこの曲が始まっていく時のカタルシスが清々しい。11曲中の7曲目、このアルバムも後半戦に突入して、実に軽快に、そしてちょっとセンチメンタルに流れていく歌です。
7. Heavy Metal Drummer
アルバム『Yankee Hotel Foxtrot』は11曲入りのアルバムであることから、6曲目のこの曲は丁度アルバムの折り返し地点にあたります。この曲も非常にこのアルバムの特性を代表している曲のひとつ。アルバム中の緊張感が非常に高まるポイントの一つでもあるのかなと。
6. Ashes Of American Flags
Wilcoの代表曲のひとつ、おそらく筆頭になる曲でしょう。各会場で大合唱を引き起こすこの曲が、実際はこのアルバムでも最も物静かなナンバーであることは不思議な取り合わせだと思います。とても優美で、静謐で、そしてタイトルに直接「神」と出てきてしまう曲。筆者もタキシードか何か着て、厳粛な気持ちでこれを書くべきではないのかなとか思ったり*1。
5. Jesus, Etc.
www.youtube.com *1:そもそもタキシードなんか持ってない。
今日、平成31年4月29日は、平成で最後の「昭和の日」なのだそうです。平成が終わるのでこれからは「昭和の日」が無くなったりするんだろうか、そしたらゴールデンウィークは一体どうなってしまうんだろうか、という心配ばかりしています。
それはともかく、標題の記事です。最近ツイッター上で「平成の名曲10曲」みたいなタグを多く見かけるものだから、反発心で昭和の名曲10曲をやるところ。近々はやはり自分の見ているツイッターのTL上で所謂「はっぴいえんど史観」に対する熱いdisも見られたことから、そういうのにも影響を受けたりしつつ、改めて自分のライブラリを漁ったところ、所々嬉しい発見などもありつつ、まあ戦前の歌とかまでは全然知らない身ながら、ベタなところとそれを回避できるところとを往復したりしなかったりしながら、ひとまずは以下の10曲です。順位はあります、すごく「本当にこれでいいのかな…」という感じが深いですが。。。
続きを読む
さあ、アルバム随一の人気曲のひとつ。アルバム的にもこの辺からちょっと確変入ってるっていうか、ここから4曲連続で、さりげなくありえない高みに行ってしまってると感じます*1。アルバム中でもとりわけさらっとしたこの曲が、どんだけ色々書くべきことがあるか。
4. War on War