ツイッターで9月頃にやってたやつのリサイクル記事です。ツイートまとめの代わりのようなものです。タイトルで10枚となっているのに上画像で9枚しか無いのは画像加工に使っているソフトの問題で、他意は無いです。
なお、そのうち「平成の邦楽◯◯枚」みたいな平成の終わり感のある記事を書こうと思っているのですが、この9月にやったときのこの10枚もどのみち平成年間にガッツ裏含まれたものなのでアレです。ただまあ改まって「平成」となるとチョイスも変わってくるのかなと思うので、この記事はそれへの布石ということにしておいてください。
以下はほぼ全て、9月に投稿したツイートの収拾のみです。
https://twitter.com/YstmOkzk/status/1041031914990141440
advantage Lucy『Echo Park』
— おかざきよしとも (@YstmOkzk) 2018年9月15日
このバンドでなぜかこれだけが格別に好き。それまでの賑やかさやら可愛らしさやらが(事情もあるだろうけど)ごっそり無くなって、不思議に眩しくて開けててその分なんだか震えるようにさみしく感じれてしまってたまらないです
ART-SCHOOL『Love / Hate』
— おかざきよしとも (@YstmOkzk) 2018年9月15日
もう何回かこのアルバムについて書き倒してる気がするけど、久々に聴いてもやはり、この時この人たちでしか、というヒリヒリとささくれた質感があって、やっぱり奇跡的なアルバムだなあと感じてしまう。。。
GRAPEVINE『真昼のストレンジランド』
— おかざきよしとも (@YstmOkzk) 2018年9月15日
バインがガッツリとWilco的なサウンドを出しまくったアルバム。『TWANG』以降の素晴らしい乾き具合が土臭いグルーヴ感にバッサリと花開いてる。哀愁やら憂鬱やらがどっしりと開けた景色で鳴ってる様はとてもタフでダンディだと思う
the pillows『HAPPY BIVOUAC』
— おかざきよしとも (@YstmOkzk) 2018年9月15日
日本のギターロック・オルタナティブロックの名刺代わりになりそうな一枚。USオルタナへの傾倒っぷりの頂点だけど、研究され尽くしたサウンドと当時のバンドの状況とが心地よい荒涼感とドライブ感のバランスを生み出してる(のかも)
カーネーション『LOVE SCLUPTUR』
— おかざきよしとも (@YstmOkzk) 2018年9月15日
5人時代カーネーションの最終形なのか成れの果てなのか、その境界が曖昧な乾いてて、哀しくて、そして徹底的にアレンジされまくった楽曲群がどれもめっちゃポップ。この前の『Palakeet & Ghost』と並びキーボードのアイディアがヤバい
小島麻由美『パブロの恋人』
— おかざきよしとも (@YstmOkzk) 2018年9月15日
何故かこの人でこれが一番好き。前半がダークな曲、後半がポップでセンチな曲と、極端すぎて絶対的な名盤になれなそうな薄幸っぽさが好きなんだろうか…これより前のダークさとこれより後のポップさのちょうど中間くらいの感じが体感的になんかちょうどいいのかも
昆虫キッズ『こおったゆめをとかすように』
— おかざきよしとも (@YstmOkzk) 2018年9月15日
奇妙に尖ったセンスが、幅広いアレンジセンスで見事に広大で、ひんやりとしながらもポップな地平で鳴ってる。替えの効かない恥じらいと妄動と勇敢さが、とても雄大に音楽してしまってる。こんな音楽が鳴ってる街だったら東京も悪くないなあとか思う
真空メロウ『Sea Understand』
— おかざきよしとも (@YstmOkzk) 2018年9月15日
このバンドも昆虫キッズと同じ系統の、筋の通った訳のわからなさが曲やサウンドの鋭さになってるタイプ。冒頭3曲の流れのスイッチ具合は変なテンションなのにとても流麗。一番好きな3ピースバンド。終盤にあと二曲ほど曲があれば天下やん…という哀しみ
スピッツ『インディゴ地平線』
— おかざきよしとも (@YstmOkzk) 2018年9月15日
スピッツの数あるアルバムで自分が聴いてて一番風景が浮かぶのがこのアルバム。ブレイク後の混沌とした状況とは思えない、ローファイな音の統一感とそれに合った燻んだ世界観が、心地よい開け具合=永遠感=さみしさを喚起する。身に覚えのないノスタルジーで感動してる
土井玄臣『ぼんやりベイビーEP』
— おかざきよしとも (@YstmOkzk) 2018年9月15日
日常の憂鬱や哀愁、または致命的な喪失を何もかも優しいファンタジーにしてしまう、そんな哀しくてやるせないソングライターの、しんしんとやるせない曲が詰まった作品集。エレクトロ色の強い音が透明すぎる歌と相俟って、夜の深みが淡く美しく流れていくのが見える
「平成の邦楽◯◯枚」ご期待ください。流石に平成が終わるまでには書ききると思います。