Common As Light and Love Are Red Valleys of Blood
- アーティスト: Sun Kil Moon
- 出版社/メーカー: Caldo Verde
- 発売日: 2017/02/24
- メディア: CD
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昨日の年間ベストのアップまでには、Sun Kil Moonの2枚組アルバムの全ての歌詞を自動翻訳に掛けて読むことが出来なかったから(もっと早くから始めてればよかった…)、昨日アップしたレビューは不十分だった。
『Common as Light and Love Are Red Valleys of Blood』というアルバムには、Mark Kozelekという男の人生体験、生活、ツアーでの苛立ちや、第45代アメリカ合衆国大統領への罵りなども含まれているけれど、それ以上に強調されるのが、人々の死、それも誰かに殺されたような話の数々だ。オハイオの大量殺人や、マイアミの銃撃事件、フランスの同時テロ、相模原の障害者施設殺害事件も含まれる。また、旅先等で出会った不審な人死にも。
そういった認識や憤りの上で、彼は祈る、回想する、愛する。このアルバムは数年前の彼の傑作『Benji』と同等か、それ以上に彼の死生観や、それゆえの祈りに関わっていることが、今日1日ずっと自動翻訳を読んでて、多少なりとも分かってきました。
そこで、このアルバム冒頭に収録された、個人的には彼の歴史でもトップクラスの緊張感とヒステリックさがあると思う大名曲『God Bless Ohio』を、自動翻訳を足がかりに、どうにか翻訳してみました。正直英語をまじまじと読んだ経験がセンター試験と卒論くらいしかない筆者にとって、言い回しが全然わからず*1、気力の問題もあってある程度判断を放り投げた訳にはなっているけれども、それでも彼の思うところが、幾らかは分かるものになっていればと思います。故郷オハイオに関しては思いが熱く、オハイオを主題にした曲は絶対に名曲にする彼が、10分もの尺にあたる言葉を尽くした歌詞。内容的に、正月だというのに実家にも帰らずに家に引きこもってるぼくにとっては胸が痛みまくるけれども、もし貴方が正月で帰省されているなら、またはされていなくても故郷とかがあるのなら、または故郷なんかなくてももういいから、ともかく、良かったら読んでみてください。
*1:特に分からなかった箇所は(?)がついてます